【リンパ浮腫について】

　リンパ浮腫は、リンパ系がうまく働かずリンパ液が体内組織に溜まる病気です。

　原因として、リンパ系がうまく作られない体質によるもの（原発性リンパ浮腫） と、手術やケガ、病気、寄生虫などにより、リンパ系が閉じてしまったり狭くなる 事により発症するもの（続発性リンパ浮腫）に分けられます。

　現在では乳がん、子宮がん、前立腺がんの外科療法・放射線療法の後遺症として発症したり、静脈疾患等により発症する続発性リンパ浮腫が多いようです。
　術後すぐにリンパ浮腫を発症する場合もあれば、５年後１０年後に発症する場合もあります。

　体の一部（手足）の極端なむくみを主症状として、だるさ・重さ・重圧感などの症状が出現します。

　

【男性65歳　前立腺がん術後の右下肢リンパ浮腫】